【ミャンマー・ヤンゴン】JR東海譲渡キハ１１に１５円で乗ってきた【ＮＨ８１３ビジネスクラス】

２０１８年８月。特典航空券で取った最初の目的地、ミャンマーヤンゴンに向かうため成田空港に向かいます。便はNH813、もちろんビジネスクラスです。
成田空港に到着し、チェックインを済ませ早々にラウンジへ。成田ではプライオリティパス持っていなくてもビジネスクラスなら優先手荷物チェック受けることができるのでスイスイです。

いつも通りカレーを食べて搭乗ゲートに向かいます。少し待った後機内へ。フルフラットになるANA BUSINESS STAGGEREDではありませんが全く問題ありません。

料理をいただき、シートを倒し横になります。快適・・・。やはりやめられませんね、ビジネスクラス。
仕事で乗るよ！っていう方もいるかもしれませんが、往路からお酒を自由にいただくことができる解放感もあるので、やはり仕事以外で乗ってこそだと思います。

７時間近いフライトを経て、ミャンマー・ヤンゴンへ。到着は１６時なのでこのまままホテルに向かいます。去年までミャンマーは入国にあたりビザが必要でしたが、いまは緩和されてビザ不要になりました。

空港を出ると、タクシーの運ちゃんが声をかけてきます。僕は大体２～３万チャット（１５００～２３００円くらい）と言われましたが、それを断り空港の自動ドアを出た右側にあるタクシーの配車センターで依頼をかけました。結局１．２万チャット（９００円くらい）で目的地まで行くことができました。
２０１７年はもう少し安かったようですが、物価上昇により運賃もあがっているとか。運賃が上がらない日本は安心と思うとともに物価が上がらないと成長しないのでは･･･。と勝手に心配になります。

タクシーは日本の中古車。ミャンマーは左側通行にもかかわらず中古の右ハンドル日本車が多いです。日本では酷使されているプロボックスに乗りましたが、まだまだ使えるんですね。

ホテルはダウンタウン近くのイーストホテルへ。

　そして翌日朝、日本の中古車両に乗るために駅に向かいます。ヤンゴン・セントラル・レイルウェイ・ステーション、環状線が発着する駅の一つです。駅舎はビルマ建築様式のとてもきれいなものです。

早速構内に入りますが、いろいろとすごい！犬がいたり何よりこの線路。結合部すごい隙間開いてませんか･･･。未使用っぽいからいいでしょうけど線路も細い規格のものだしお金がないことが見て取れます。

チケットを購入し列車を待ちます。Yangon発-Yangon行き。山手線で言えば田端-田端のようなものでしょう。これで200チャット（15円ほど）なので格安も格安です。

列車が来ましたがこれは環状線ではありません。かなりの人が降りてきました。

その後１０分ほど待ったでしょうか。きました・・・車体をものすごい左右に揺らしながら。連結部の幌がちぎれそうです、ちぎれかかっています。

ＪＲ東海色で行先は回送表示。ドア全開です。４両１編成として運用されているようでした。

逆側は高山行き。できるならこのまま高山に連れて行ってほしい･･･。海外にいるとなぜ日本に戻りたいと発言してしまうのか。帰巣本能でしょうか。
なんにせよ乗り込みます。

車内はこんな感じ。アジアにありがちな硬い椅子＋ロングシート化されていますがほぼ原形のままです。線路が悪いのか速度は３０キロほど、環状線を一周２時間ほどで走ります。

のどかだけれども、日本とは全然違う風景の中を日本車で駆け抜ける、なんと楽しいことでしょうか。車両に乗っている日本人は僕だけ。珍しいようで何回か話しかけられました。また、ミャンマーの治安はよく、列車内でも寝ている人は多数います。大きく日本と異なるところは、スマホを持っている人が少なく、会話や風景を楽しんでいるところでした。
そして時折すれ違う日本車（キハ４７やキハ４０。）

僕は海外で日本食はなるべく食べません。わざわざ海外に行って食べる日本食よりもローカルフードを食べたいためです。
しかし列車は別。海外で日本車に乗ることには非常に興味があります。違和感なのか、新鮮さなのかわからない気持ちがわいてきますね。
運転席もなぜか解放されており、タナカ（ミャンマーの化粧）をしている淑女が独占していました。できるなら座ってみたかった特等席です･･･。

また、窓枠には日本時代のものと思われる落書きが残っていました。
３月９日に高山本線に乗って窓枠に落書き（削り）をしたえりとゆーき、僕がミャンマーで見てきたぞ！日程的に卒業式に日に書いたのかな。
二人は今頃どこで何をしているでしょうか。落書きをしたことも忘れているでしょうが、ミャンマーで活躍した車両に残っているなんてとても喜ばしいことですね。（落書きはいけません。結果論です。）