2018年8月、特典航空券を使いタイに行きました。初めてではないので、寺院はもうおなか一杯。
そんな中、前から行きたかった飛行機の墓場(Bangkok Airplane Graveyard)へ。ここはオリエント・タイ航空が飛行機の解体場として使っていた場所。何があったのか知りませんが、解体途中のまま輪切りの飛行機が放置されている、とても廃車体オタクにとってそそるスポットなのです。
バンコク中心街からタクシーで向かいます。Thanombutra Schoolが近くにあったのでそこに行ってもらうことにしました。そして現地に着く・・・
圧倒的存在感・・・。ただ、入り口にはガードマン(住人らしい)が。事前の情報で200バーツ払うことは知っています。ここまで来て払わずに帰るわけにはいかない!ということで、たどたどしく200バーツを支払い中に入れてもらいます。なお、ここの土地の正式な住民の方ではありません。
もう外から見ているだけで感動です!うっすら残るオリエント・タイ航空のロゴ、転がっているタイヤ、ほっそい支柱で支えられる車体・・・。
近くに行けば行くほど中に入ってみたくなります。
入り口はどこだ・・・探していると荷物室から中に入れそうですが、下に番犬が。
ゆっくり過ぎたら起こさず済みました。そしていよいよ中へ!!
荷物室から垂直にのびるはしごから客室へ上がります。
栄枯盛衰を感じる雰囲気、窓から見える外の風景、所々残る日本語(元JALの機体)。タイに来てよかった、200バーツ払ってよかった。心からそう思える光景に出会うことができました。
そしてアッパーデッキへ。ここは昔ビジネスクラスで使われていたのか。にぎやかだった時の雰囲気はどうだったのか、思いを馳せます。
いよいよコックピットへ。思った以上に高い場所にあり、すくみます。機体が倒れたらどうしよう、いまさらそんな不安を持ち始めます。
けどやはりコックピットにいるとテンションが上がります。
次は機体後方へ。輪切りなのもあり、すごい解放感です。横に鎮座するMD82。現実だとは思えない光景がここにありました。
次はMD82へ。こっちもすごい。
まず斜め!中に入ると見た目以上に傾いていて感覚がおかしくなります。人間は敏感ですね。内装はB747より原型をとどめている感じでした。
そして同じくコックピットへ。左にかじを取っているから傾いているかのよう。
トイレはほぼすべて残っており今にも使えそうでした。もちろん使っていません。翼の上にも立ってみました。
同じ敷地にはほかにも輪切りになった機材が転がっており、その一つは倉庫になっているようです。鶏さんが出てきました。いい家にお住まいですね。
それなりに楽しむことができたので帰るとします。そのとき鶏さんが見送りに。飛べない飛行機と鶏さん、同じ方向を見て何を想うのでしょう。
そんなタイ・バンコクの飛行機墓場訪問記でした。コープンカップ!
※注意
本場所は、非常に足場が悪く危険でした。ちょっとでも油断すると簡単にけがをしますし、海外の怪我は費用が高額になったりと旅を台無しにします。もし見に行く場合は自己責任でお願いいたします。
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