前編はコチラ
真夏のような気温の中、着替えていない真冬の恰好でさらにPPが貯まらないエアアジアに搭乗です。何がしたいのかわからなくなるほどの修行です。ただ、どうして修行でエアアジアかというと、以下理由からなのです。
・当初はエアチャイナ+ANA 海外発券のHND-KULでビジネス二往復予定だったが、エアチャイナのHND-KULが例年より4万円近く高かった。
・HND-BKKは例年通りPP単価10円弱
・DMK(タイ)-KULは片道約6500円
なので、タイ経由マレーシア行きを別に手配にすることにしました。世界をまたぐ三角飛び、まさに修行です。
ただそんな気持ちはあるもののやはりLCC。遅刻に対する緊張感と機材の狭さが体に堪えます。
こんな狭かったっけ?僕がでぶ?などと思いながら2時間半のフライトへ出発です。
そんなこんなでマレーシアには無事到着。
ただ、僕の旅はこれからです。そう、ロストした荷物を引き取りにいかなければなりません。
エアチャイナのロストバゲージ。エアチャイナカウンターに行けばどうにかなる!そう思い込んだ僕はまずエアチャイナカウンター探しの旅にでました。
ただ、クアラルンプールに詳しい方はすぐにお気づきと思いますがLCCターミナルとFSCターミナルはかなり離れています。
クアラルンプール初めての僕は戸惑いますが荷物を捨てるわけにはいきません。
電車に乗ってターミナル移動します。冬服なので汗だくだくです。
移動に6リンギット。そもそもこの出費もおかしな話ですが、荷物が欲しい(特に髭剃り)ため気にしてられません。
FSC用のターミナルに到着し、まずカウンターに向かいます。
ぼく「エアチャイナでロストバゲージがあってタイから先行で荷物を送ったみたいなんだよ。ここで引き取れるって聞いたんだけどどこにいけばいい?」
カウンター「下の階にエアチャイナのオフィスがあるからそこいきな!」
ということでエアチャイナオフィスへ・・・。もうここまでくるとドラクエみたいです。
うろうろすること30分、やっと見つけました。エアチャイナオフィス。縁起のいい赤い飾り物ついているけど僕は苦しめられているんだ!
ということでドアをたたく。反応がありません。海外ってドア叩いても反応してくれないんだっけ?思考回路はショート寸前です。
勇気を出してノブを引っ張ります。開きません。居留守?泣きそうです。こういう時中国語でなんて言えばいいんでしょう。
スプライトくださいしかわかりません。 ※「我要雪碧」
一瞬同じスタアラのANAオフィスが見えて助けを求めようと考えました。
ただ同じスタアラとはいえ無関係もいいとこ。海外に来て日本を頼るのも弱い。
もう一度さっきのカウンターに戻ることにしました。
ぼく「オフィス人いないよ!荷物はどこにあるの?」
おにいさん「到着ゲートのとこにロストバゲージカウンターあるよ!」
おにいさん「そこには特別なPassが必要なんだ、下の階でそれを貰ってくれば入れるよ!」
ぼく「テレマカシ・・・」
いよいよ最後のカギのヒントが見つかりました。もうダンジョンですよこれ。
どうやらarrival gateの中にカウンターがありそこは制限区域内とのこと。なので許可を得た人しか入れない。
ここ初めての土地マレーシア\(^o^)/
最後のカギを借りることのできるカウンターを探します。それっぽいカウンターがある!聞いてみよう。
ぼく「中に入りたいけどどうすればいい?」
おねえさん「この書類書いて!」
ぼく「!」
ここでした、最後の場所は。言われたとおりに書類を書き、手数料2リンギット払います。そしたら貸してくれました、Passを。
これで無事、制限区域内に入ることができます。人が出てくる場所を逆走、しかも外国。もう妙な達成感でした。
そして・・・見つけました。ロストバゲージカウンター。
やっと、やっと出会えました。羽田で別れタイから別々に来た荷物とぼくが。札がいろいろついています。プライオリティタグも・・・。
事務処理をしてやっと引き上げることができました。すぐにトイレで夏服に着替え、ホテルに向かいます。電車から見た外の景色は1月なのに完全に夏でした。
■まとめ
・クアラルンプールのロストバゲージカウンターは制限区域内
・到着ターミナルが荷物と人で別々の場合は、passの取得が必要
・エアチャイナはビジネス搭乗でもロストバゲージに関して補償なかった
日系であれば、かなり手厚い補償を受けることができるそうです。また、クレジットカード付帯の保険でも一定時間以上荷物と出会うことが出来なければ、購入品の賄いがあります。(これは後で知った)
使えるものは使い、アクシデントがあっても旅を快適に過ごすことができるように、事前の勉強は必須ですね!
つづく・・・。
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